なぜ転売が横行するのか考えてみる

転売ヤー

最近、ネットを賑わしており、批判も多い所謂「転売ヤー」に関して考えてみます。

転売の意味

まず、転売の意味を改めて確認しておきたいと思います。

 

[名](スル)買い取った物を、さらに他に売り渡すこと。またうり。「土地を転売して差額をもうける」

出典:コトバンクより

 

要は、「安く買って高く売る」ことで利益を出すということです。

今、問題になっているのはこの「転売ヤー」が商品を大量に購入してネットオークションなどで高値で売りつけようとしてしまい、その商品を本当に欲しがっている人が購入出来ないということです。

「定価を知っているのに、高額になったものを買うのか」とも思うのですが、本当に欲しい人はやっぱり買ってしまうようです。

 

転売は法律違反?

そもそも、転売は法律違反ではないのでしょうか。

実は、転売で逮捕された事例はあります。

 

古物営業法違反とのことです。

古物営業法は、取引される古物の中に窃盗の被害品等が混在するおそれがあることから、盗品等の売買の防止、被害品の早期発見により窃盗その他の犯罪を防止し、被害を迅速に回復することを目的としています。

出典:警視庁ホームページより

 

盗品の売買防止が目的のようです。

転売の元商品自体は「盗品」ではないので、ちょっとしっくりはきませんが、

大量購入していたとのことなので、「明らかに個人での利用目的ではないもの」=「売買目的で購入した商品を営業許可無く販売したところが違法」だということでしょうか。

 

ただ、実際に被害を被っている人から見ると、こちらのほうがしっくりくるかと思います。

 

東京都迷惑防止条例違反です。

 

まさに「迷惑」しているからです。 「転売ヤー」もやっていることは「ダフヤ行為」そのものですよね。

アーティストたちも迷惑しています。

チケット転売問題

被害がかなり深刻であることが窺えます。

 

しかし、転売がなくならないのは、大量購入により「転売であることが明確」でないと条例違反の適用が難しく、「高くても買ってしまう人がいる」というところが大きいかと思います。

 

補足として、逆に、例えば本当に行きたかったコンサートが訳あって行けなくなり、チケットを売るという場合は問題ありません。(多分こういう人たちは定価よりも安く提供するのだとは思います。。。)

 

まとめると、次のようになります。

1.高額でも欲しい人は購入してしまう。

2.頭を使わなくても、簡単に儲けられる可能性がある。

3.迷惑防止条例の判定が曖昧

 

転売が法律違反では無いのだとしても。。。

禁止

 

そして、ここからは少し視点を変えて。

法律を違反しなければ良いのでしょうか。逆に法律に違反したら即アウトなのでしょうか。(※法律はもちろん守らなければならないことは明白です)

「赤信号だが横断歩道を渡る」というのは、道路交通法違反です。

ですが、(良い悪いは別として)仮に警察が目の前にいたとしても注意はされますが、即逮捕されたり処罰されることは無いと思います。

なぜ注意だけで終わるかというと、これは本来の目的が「事故の加害者、被害者とならない」ことにあり、見逃してもらえたからです。

これは私は悪いことではないと思っています。本当の良し悪しは道徳的観念(私の解釈は自分の心に本当に良いか悪いかを問いかけて判断すること)で考えたほうが好ましいと考えているからです。

 

それでは逆に「大量購入による転売」を考えてみます。

仮にこれが法律違反ではなかったとします。

繰り返しますが、大量購入することで迷惑を被る人がたくさんいます。

道徳的観念で考えたとき、自分の心に問いかけたとき、このような行いが良しとされるのでしょうか。

自分の心と真剣に向き合うことが出来ないと「転売ヤー」の道を歩むことになるのだと思います。